『BARレモンハート』

 私が古谷三敏氏の作品に初めて出会ったのは、『BARレモンハート』という作品で、まだ学生の頃でした。このマンガは俗に「うんちくマンガ」と言われるジャンルのものですが、ウイスキー・ブランデー・ワイン・ビールはもちろん、日本酒・焼酎類やカクテルまで、さらにお酒に付随する色々な情報など、お酒の事に関して作者がよく調べこんでいて、酒好きではない方も十分楽しめる作品となっている。酒好きの人にとっては、まさにお酒に関する指南書となることは間違いないと思う。


 お酒に関して知らないことはほとんどないという知識の宝庫の「マスター」と、お酒の事は殆ど知らないフリーランスのライターの「まっちゃん」、お酒をこよなく愛している正体不明の「メガネさん」とレギュラーの登場人物の特色もよく出ていて、話が楽しく進んでいく。


 内容がお酒ということもあるが、大人の為の大人のマンガというスタンスを感じさせる、落ち着いた絵も非常に好ましいモノとなっている。お酒を飲みに行って、お酒についてのちょっとしゃれた話をすれば彼女の見る目も違ってくるかも。


 その他「寄席芸人伝」というマンガで、落語家達の世界を見事に描き出したマンガやお酒についてのウンチクを語った文庫本などもある。

以下面白いものを紹介していく。

BARレモン・ハート―気持ちがすごくあったかい!!(酒コミック) (20)

BARレモン・ハート―気持ちがすごくあったかい!!(酒コミック) (20)

BARレモン・ハート酒大事典

BARレモン・ハート酒大事典

BARレモン・ハート酒大事典

BARレモン・ハート酒大事典

BARレモン・ハート酒楽食楽

BARレモン・ハート酒楽食楽

寄席芸人伝 (1) (小学館叢書)

寄席芸人伝 (1) (小学館叢書)

男のウンチク学 (講談社文庫)

男のウンチク学 (続) (講談社文庫)

続々男のウンチク学 (講談社文庫)

超おもしろ新学説―脳ミソを刺激するウンチクの集大成 (広済堂ブックス)

男の酒と肴ウンチク学 (広済堂文庫)

究極のウンチク学