夏といえば、バーボン・ソーダ 作り方のポイント・愉しみ方
バーボン・ソーダは、氷が入ったタンブラーにウイスキーを注ぎ、ソーダで割るだけでできる手軽な一杯。簡単に愉しめるのが魅力ですが、ちょっとしたこだわりをプラスして、一味違うバーボン・ソーダをつくってみましょう。
まず、グラスは水割りと同様にタンブラーで。口の広いロックグラスでは、炭酸が抜けやすくなります。氷はロックアイスなら2〜3個。ご家庭 の冷蔵庫でできる氷なら、もう少し数が多くてもいいでしょう。
次に、ウイスキーとソーダのバランスについて。はじめは、ウイスキー「1」に対して、ソーダ「2」の比率で作ってみましょう。ウイスキーの 香味を楽しみたいというウイスキーファンの方は、この程度のやや濃い 目に作られることをお勧めします。飲みやすさ重視であれば、ソーダを「3」程度にしてもおいしいでしょう。
そして、ソーダで割るときのポイントについて。氷に直接ソーダをかけると炭酸が抜けるため、爽快な刺激を残すには、炭酸をグラスに沿って ゆっくりと注いでください。また、ソーダを注いだ後にかき混ぜ過ぎて ても炭酸が抜けますので、マドラーで軽く1〜2回混ぜる程度が適当です。
炭酸弱めが好きな方は、これらのポイントと反対のことを試せば、炭酸を抑えることができます。
ソーダの比率も、炭酸が抜けないようにすることも大切ですが、バーボン・ソーダの味わいは、ベースのウイスキー次第で決まります。下記にご紹介するのは幾つかのウイスキーを使って作るバーボン・ソーダの例です。
■I.W.ハーパー バーボン・ソーダ(ハーパー・ソーダ)
華やかな香りを、ソーダの爽快感とともに愉しめます。ライムを8分の1かけら入れてもいいかもしれません。
■ジム・ビーム バーボン・ソーダ
バーボンのほのかな甘さと口当たりの良さが特徴。レモンやライムを添えれば、より爽やかになります。
お好みでレモンスライスを入れたり、レモンピール(皮のかけら)を軽く絞ったり。レモンピールはギュッと絞ると皮の油分や苦味が入るのでグラスの上でサッとスプレーし、香りづけする程度で十分です。